四川の名店は小岩の住宅地に

小岩「珍珍(ゼンゼン)」はけっこう歴史のある店だが、いま流行っているようだ。

それはそうだろうなあ。

作るものがおいしい。

というか、ハートがあるように感じられる。

上の担々麺も辛いというよりスパイシー。

それが絶妙の味なのだ。

24日発売の「UOMO」でとりあげたのはここの「ジャガトロ」。

こちらは茹でたジャガイモをすりつぶしてあんをかける。

やさしい料理である。

オーナーシェフの黄革さんの家の料理だそうだ。

「四川は辛い辛いっていうけれど、毎日食べるものだから、さすがの私たちだって参ってしまうわよ(笑)」

というわけで、スパイシーなものとやさしい味のものとが緩急とりまぜて出てくるのが四川料理なのだ。

UOMO誌では町中華のテーマで取材させてもらったが、まさにこのお店が近所にあったら僕は毎日担々麺を食べにいきそう。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。