最近のカレー事情

死ぬ前の一食は?と訊かれると、私はカレーライスと答える。

どこの?と重ねて訊かれると、どこのでも、と答える。

どんなカレーでも好きなのだ。

とはいえ、もし選べるなら、というのが最近食べたカレーの数々だ。

上は三軒茶屋の「シバカレーワラ」。

ファッション畑で活躍する友人の両三氏が夜に連れていってくれた。

オーナーとはかつての職場の先輩と後輩の関係という。

おもしろい。

ここは何度も足を運んでおり私の好きな一軒。

これは京橋「千疋屋」の名物「フルーツカレー」だ。

秋なのでカキと梨が入っている。

すごく合っているかというと微妙なかんじはある。

入れ方にもう少し工夫があるといいのかもしれないと思った。

恵比寿「SYNC(シンク)」の鶏とカマンベールのスープカレーだ。

このお店はかつて学芸大駅前にあり、移転のあと探していたのを、偶然見つけた。

メニューが増えていてよろこばしかった。

スープカレーというだけあって、スープのように食べてもおいしい。

スパイスが利いているいっぽう、鶏はあえて大きめの部位をスプーンで裂けるように入れてあるので食べやすく、またおいしく味わえる。

定番中の定番というか私が大好きな「デリー」だ。

辛さはおさえめの「インドカレー」である。

ここはすべてがいいあんばいで、いつ行っても好きだなあと思う。

味は変わらないと思うが私がいちばん好きなのは湯島店でそのつぎが銀座店。

上の写真は六本木のミッドタウン店。

通路に面していて落ち着かないが結局もっとも頻度高く行くのはここである。

河口湖にオープンしたホテル「ふふ」でのランチで出た和風のカレー。

キャデラックの試乗会のときだ。

しっかりした味付けでけっこうおいしい。

おかわりしてしまった。

これはここで取り上げるべきか迷った「虎杖(いたどり)」大門店の「パーコーカレーライス」。

写真ではきれいに肉が並べてあって、うまそうと思ったが、意外にそうでもなかった。

ラーメンに載せる「パーコー」と別メニューである「ターメリックピラフ」とを組み合わせ、そこにカレー、である。

ばらばら。

カレーがこの油で炒めたライスにまったく合わない。

いいかげんに作られている。

残り物の朝食というか。

カレーへの冒瀆だ。

ちょっと食べて残しました。

最近よく食べるカレーライスといえば空港のラウンジのものかもしれない。

上はJAL。

あえてまた足を運びたくなるほどのものはないが。


こちらはANA。

ここは肉いれすぎなのだ。

もっとソースで勝負してほしい。

甘みを抑えて、いっぽうでスパイスを利かせてくれると好みである。

だいたいにおいてラウンジの食べ物は甘すぎる。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。