在食広州のホント
広州といったら、クルマもいいけれど、食でしょう。「在食広州」という言葉が本当にあるのか知らないけれど、事実であった。
広州のよさは味が濃くないこと。「海の幸も豊富だし、食材はもとの味が大事というのが広州の考えですから」とコーディネーターの広州人、麦(マイ)小姐が教えてくれた。「たとえば四川なんて味が濃くて」なんて聞くと、そのとおりだと思ってしまう。
いっぽうそのあと北京人と話したとき、「たしかに広州はおいしいし、北京でも広州出身の料理人は多いですよ。4本足のあるものは机いがいなんでも食べるというほど食いしんぼの地方ですから」と。おなじみのジョークだけれど、いまでも語られているのに笑った。
地元のひとは朝食に飲茶の店にいって何時間もいるらしい。最近はそういうスタイルが少なくなったそうだが、それは理想的なスタイルではないか。そうして地域のコミュニティが維持されていく。
そういう店に行ってみたかったが、それは今度個人で行くまでおあずけということで、まずは初めての広州でのお勉強である。
なまこは絶妙の味付け。自分がなまこ好きなんだなあと思った。浮き袋も食べたかったが、ごちそうになったいたので、厚かましく頼める立場ではないしね。
もうひとつ、おいしくて、印象に強く残ったのが、豚の血の煮こごり。「広州では1週間に一度はこれを食べて、体の中をきれいにするんですよ」と説明された。スープも絶品というかんじの味わい。
一軒めは「BINGSHENG 炳勝品味」。ここは高級なかんじで個室にトイレがついている(そのあとイタリアで出かけたレストランでもそうだった←当たり前なのか)。
ナマコ。美味。絶妙の味付け。自分がなまこ好きなんだなあと思った。浮き袋も食べたかったが、ごちそうになったいたので、厚かましく頼める立場ではない。おそらく魚肚(浮き袋)のスープもいけただろう。今度は自費でトライしたい。
もうひとつ、おいしくて、印象に強く残ったのが、翌日の飲茶専門店での豚の血の煮こごり。「広州では1週間に一度はこれを食べて、体の中をきれいにするんですよ」と説明された。スープも絶品というかんじの味わい。
この「點都徳」というレストランはチェーン店というが、あなどれない。名物のエビ蒸し餃子は日本でもそうそう食べられないぐらいの濃さがある。エビをどうしたらおいしく食べられるか、深く研究した結果ではないかと私は思ったほど。
泊まったリッツカールトンでの朝食は、二日続けて麺。米粉か小麦か、選ぶ。日替わりで違う麺が用意されているということは、これも小麦文化だと、ここでも感心。味付けは自分でするので、周囲の中国人を観察して、見よう見まねで、中国の醤油、辛い酢、辛味噌などを入れてみた。辛い、というものは本当に辛い。これも勉強した。
おもしろかったのは、どこにいっても店員に笑顔がないこと。興味ぶかい。バンコクはその逆で、どこいっても笑顔(とってつけたよう、と悪口を言うひともいるけれど)。下の画像の目力、すごいでしょう。
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