ベローナといえばジュリエット
イタリアのベローナで、「ピレリカレンダー2020」の発表会があった。今回はパオロ・ロベルシ撮影で、テーマは「Looking For Juliet」。
F1やフェラーリなどの高性能タイヤを手がけるピレリは1960年代からカレンダーを手がけている。当初はピレリのお得意である整備工場向けのヌード写真を”美しく”撮影したものだった。
90年代になると、まあいろいろあって(←想像つく)テーマはアートへと寄っていった。
今回も女優やモデルを(おもに)ジュリエットとして起用しているけれど、ヌードはなし。アート性が強い。ただし今年発表されたリアーナのポートレートほどの衝撃性にはとぼしい。それはしようがないか。
ベローナはシェイクスピアがまとめた「ロミオとジュリエット」(を扱った作品の一部の)舞台。ジュリエットの家というのがある。ホントなのかな。と思ったら、やっぱり後付けだったらしい。ま、ディズニーランドだって、ホンモノではないから。ファンタシーを楽しめばいいではないか、ということなのだ。
右の壁の上のほうに突き出ているのがジュリエットのバルコニー。あの有名な、と思いきや、20世紀になって増設されたんだそうだ。
このあいだテレビで、ゼッフェレッリの「ロミオとジュリエット」のリランを放映していた。中学生のときに観ていらいでなつかしかった。衣装に凝っているのがおもしろかった。
その映画に使われたベッドが先述のジュリエットハウスにあるそうだ。もう、なんでもあり。でもすごい人気だった。
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