(ミ)ータリーのステーキ
ポルシェでデザイナーを務める山下周一さんとディナーを食べる機会に恵まれました。場所はシュットゥットガルトの中心地。ミータリー((M)EATALY)という熟成肉のステーキハウスです。
山下さんはたいへんおだやかながら示唆に富むことを語ってくれるひとで、こちらも質問に熱が入ってしまいました。デザインはこれから自動運転を時代を迎えてどう変わっていくか(当面変わっていかないという説が濃厚ですが)。ポルシェの未来はどうなるのか。答えられない質問ばかりでした。
ミータリーという店名、イタリアはトリノ発信のEATALYを思わせます。あちらは食をEat、Shop、Learnという3つの体験で、というコンセプトのデパートのような店ですが。味は(出すものはまったく違いますが)シュトゥットガルトの圧勝です(価格もちがう)。
これはシャトーブリアン。久しぶりにこのやわらかいステーキを食べました。肉の香りもやわらかく、そういえば以前は海外で疲れるとステーキ食べたなあと思いだしました。いまは疲れたと思ったらなにも食べないのがいいと悟りました。
ワインはこの地元ビュルテンベルクのグラフアデルマンのトロッケン。軽い甘みがあってかなりおいしいものでした。市販価格はそう高価でないこういうワインを体験すると、日本のワイン状況、きびしいなあとあらためて思います。
国際競争力をどうしたら持てるのか……。個性的なスパークリングで勝負するのがいいのではないでしょうかなどと、テーブルで山下さんを囲みながら、一瞬考えたりさせられました。
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