デザインセンターのお披露目
アウディが新しいデザインセンターを完成させ、そのお披露目が行われた。
ミュンヘンから1時間ほどのドライブになるインゴルシュタットの本社敷地内に建つ。屋上に太陽光でクルマが見られる評価スペースを持つのが特徴。
自然光で新しいデザインを評価するのはもっとも大事なこと。とはどのメーカーのデザイナーも言う。アウディはいままでそれをやっていなかったのだろうか。
きっと他のブランドと共用していたのだろう。「新しいデザインセンターの特徴は光がたっぷり入ることです」とデザインを統括するマルク・リヒテ氏が話してくれた。
話がそれるけれどオープンスペースを使っている問題は、とよく聞かされた。ヘリコプターの音がすると、それっ!とクルマに覆いをかけるんだそうだ。
それがけっこう重労働で、といろいろなメーカーで同じような話を聞いたものだ。
今回、屋上のスペースは新型A7のお披露目に使われた。床をよくよくみると、ターンテーブルが3つ備わっていて、かなり広い。離れてクルマを評価することも出来るということだ。
上はミリングマシンでステッドラー社のパラフィン系のクレイを持った評価モデルを削っているデモストレーション。ミリングマシンはあらゆるところ(おおげさ)に置いてあった。
アウディの開発規模では大きすぎる?と思わないでもなかったが、聞けば、かなりの数のプロジェクトが同時進行したりするらしい。
「これからどんどんニューモデルを出していきます」と開発担当の重役ペーター・メルテンス氏は鼻息あらく?語ってくれた。
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