そりゃストラトス

自動車誌「CG」(いまだにちょっとへんな誌名だと思う;オリジナルのカーグラフィックのほうがいい)がベストデザインのクルマというアンケート特集を組んだ。

私がそこでベストワンに選んだのがランチアストラトス。これは7位だった。私はずっとこのクルマが好きで、機能と審美性というクルマのデザインにとって、もっとも大事な2つの要素の最高バランスだと思っている。

なので、そのことを久しぶりに書けたのはよかった。

そこまではいいんだけど、記事では、編集のペンが入っているのが、どうにも気に入らない。雑誌になるまで黙っているというのがね。しかも2本書いた文章を勝手に一本にしている。これにはびっくり。

手を入れるなら著者に確認すべきだし、校正も見せるべき。後で書き手の筆が入ると面倒くさいと思っているのか、それともコミュニケーションを避けたがる自閉症的なのか(さいきん多いタイプ?)。でも、それではダメだよ。雑誌は丁寧に作らないと。そうしないと、ウェブとの棲み分け、出来なくなりますよ、と敢えて言いたくなった。

だいたいデザインで選ぼせているのに「ラリーウェポン」って見出しはないんじゃない??

ちょっと乱暴な編集ぶりに、かつて同じ出版社に身をおいた者としては、寂しさを感じました。言いすぎ?

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。